【飲み物に含まれているお砂糖の量を知っていますか?】

 

 

 

 

 

 

 

ホッと一息つきたい時、お砂糖の甘さに癒されたい。そんな時はありませんか?

今回は、日頃よく目にする”飲み物”に含まれている『お砂糖』の量を知ることで、ご自身の全身の健康とお口の中の健康を守れる知識をお伝えいたします。

 

・お砂糖は1日にどのくらい摂取しても大丈夫?

お砂糖は、とても大切なエネルギー源ですが、どんな食べ物や飲み物にも、ある一定の基準を超えると健康ではなくなってしまいます。

 

WHOが推奨しているお砂糖の1日の摂取量は

〜1日の総摂取カロリーの10%未満を推奨〜

さらに”5%未満”ならより健康効果が高いと言われています。

成人の平均的な摂取目安量は小さじ6杯程度(25g)です。

 

小さじ6杯程度と聞くと、自分はそこまで多くお砂糖を摂取していないのでは?

と思う方も多いと思います。ですが、私たちの周りに出回っている飲み物の中に入っているお砂糖の量は思っているより遥かに多く入っています。

 

・馴染みのある甘い飲み物、お砂糖はどのくらい入っているの?

 

甘い飲み物で癒されたいタイミングはありますよね。

それでは今から、馴染みのある清涼飲料水には一体どのくらいのお砂糖が含まれているのか、一緒に確認していきましょう。

 

果汁100%ジュース(500ml)→50~60g

炭酸飲料→(500ml)→40~65g

スポーツドリンク(500ml)→20~34g

缶コーヒー(190ml)→2~13.5g

 

こんなにも多くお砂糖が入っているのをご存知でしたか?

成人の1日の摂取目安量が25gを簡単に超えています。

暑い時など、500mlのペットボトルを飲み切るのにはそう時間もかかりません。

これをお子様が飲んでいたら、お砂糖の摂取量が多すぎることをご理解いただけると思います。

 

・飲み物に含まれるお砂糖はどんな効果があるの?

お砂糖は全てにおいて悪いものではありません、お砂糖は貴重なエネルギー源です。

そして、脳内の神経物質に作用することでリラックス効果が期待できます。

特に、感情をコントロールする働きを司る前頭葉で“セロトニン”が精神を安定させる働きを担っています。

セロトニンが放出されることで、リラックス効果や緊張の緩和、不安が薄れるなど心の健康にも役立っていることが分かっています。

 

ホッと一息つきたい時や、疲れた時に甘いものが欲しいのは、こうした体からのサインなのですね。

 

 

・飲み物に含まれるお砂糖が及ぼす悪影響は?

それでは、先ほど確認した飲み物に含まれているお砂糖の量がとても多かったものについて、飲み物に含まれているお砂糖がどのような悪影響を及ぼす恐れがあるのでしょうか?

症状別に確認していきます。

 

・虫歯

「甘いものを食べると虫歯になるよ!」と、小さい頃には言われた方も多いのではないでしょうか?では、なぜ甘いものを食べると虫歯になるのでしょうか?

 

虫歯になるのはなぜ?

 

1.お口の中に虫歯の細菌が潜んでいるところに、食べ物と一緒にお砂糖が運ばれてきます。

2.お砂糖の成分を虫歯菌が「加糖」と「ブドウ糖」へと分け、分解していきます。

3.「ブドウ糖」から「グルカン」という虫歯菌が歯の表面に付着するための粘着性のある足場を作ります。

4.グルカンには粘着性のある足場なので、虫歯以外の細菌も付着します。

5.そうして、プラーク(歯垢)が形成されていきます。

6.プラークの中に居る細菌たちは糖を餌にして増殖し、虫歯の細菌は酸を出します。

7.その酸に歯の表層のエナメル質が溶かされて、穴があいて虫歯になります

 

上記が虫歯の発生するメカニズムです。

 

虫歯を防ぐためには?

 

甘いものが好きなのに、虫歯の脅威に怯えて暮らさなければならないの?そう思った方も多いのではないでしょうか?

ですがご安心ください。

虫歯を防ぐための方法をご紹介します。

 

・お砂糖の入っている甘い飲み物、食べ物をお口の中に入れた後は歯磨きをする

・ダラダラと長い時間食べ続けない

・間食は時間を決める

・食後に歯磨きをする

・食後に歯磨きができなければ、うがいを必ずする

 

このように、お砂糖の入っている飲み物、食べ物を摂取した時には必ず歯磨きをして、お口の中に糖分を残さないように意識することです。

プラークがたまらないように、細かいところまで念入りに歯磨きをすることもおすすめしています。

 

そのほかに、お砂糖の摂りすぎで起こる可能性のある病気について調べてみました。

・糖尿病

・うつ病

・低体温症

・骨粗鬆症

・便秘

など、そのほかにも口内炎や肩こり、慢性疲労、免疫力の低下や老化の促進など、将来的にも不安要素ばかり残る不調ばかりがお砂糖の摂取しすぎで起こる可能性のある症状でした。

 

お砂糖を多く摂取すると、消化する際にビタミンB群やミネラル、カルシウムが大量に必要になります。そうすると、ビタミンB群の不足、ミネラルの不足、カルシウムが不足してしまい、様々な全身の不調に繋がるのです。

 

お砂糖を餌にする虫歯の細菌が、磨き残したプラークなどに潜んでおり、お口の中で増殖します。

 

・まとめ

いかがでしたか?飲み物に含まれているお砂糖の量について詳しく解説いたしました。

普段から手に取りやすい飲み物でも、どのくらいお砂糖が入っているのかを意識をすることで、摂りすぎてしまうことは防ぐことができるようになりますよね。ぜひ参考にしてみてください。