キャンプでのお口の事故対処法【怪我で歯が抜けた編】(2022.7.2)

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。さかえ歯科医院 院長 榮です。

梅雨も驚くほど早々に明けまして、連日猛暑の様相を呈しております。

熱中症患者の急激な増加もさることながら、新型コロナ感染者数も増加傾向にあり、巷では第7波の心配の声も上がってきているようです。

そんな中依然として人気なレジャーがキャンプです。

未だ自粛の文字が完全には頭から切り離せないところではありますが、万が一キャンプ場で口に纏わる怪我をしてしまった時の対処法についてお伝えしたいと思います。

今回のキャンプで転倒などで歯が抜け落ちてしまった時の対応法についてです。

万が一転倒して抜け落ちてしまった場合は、砂などがついていれば水だけで洗い流し(10秒以内)、歯の保存液に漬けておき、すぐに歯科医院を受診することがベストです。

この保存液で歯牙の保存を行った場合は24時間程度の保存が可能とされています。また、液自体の保存期間も2年間ととても長いため一家に一つ万が一のために備えてあってもよろしいかと思います。

大切なのは、歯の根の表面に付着している歯根膜細胞の保存がされていることです。

この細胞が死んでしまうと、元のところに戻しても歯がくっつかない状況になってしまうのです。

とはいえ、キャンプ場にそんな保存液なんて持って行ってるわけないだろう!と100人中100人の方がお思いになるかと思います。

もちろん私もそう思います。

ですので、応急的なものとして牛乳に漬けておく方法がございます。こちらの方法ですと歯根膜細胞は約1時間ほど保存可能です。

牛乳がない場合は口腔内に入れておく方法もございます。こちらの方法は更に短く約30分ほどで歯根膜細胞は死んでしまします。

結局のところ抜けて保存処理を行ったとしても、急いで歯科医院を探して再度植えてもらわないといけないわけです。

キャンプに行かれる方は休日の方が多いかと思います。休日に歯医者がやっているところなんてないだろうと思われる方へ朗報です。

自治体によっては歯科医師会が休日診療を行っている場合がございますので、ネットでお調べになり受診をしてみてください。

もし、飲酒後にけがをされた場合は血流が良くなっておりますので、止血を十分に行い、飲酒運転になるようなら抜けてしまった歯は諦めていただくした方法はありません。

いろいろとお話ししましたが、結局のところキャンプ中の怪我などで歯が抜けてしまうと高確率で元に戻すことは難しいということになります。

とにかくキャンプで開放的になったとしても心のどこかでは常に用心をしながらキャンプを楽しんでいただけることが大事ということです。

ここまで解決策がないのにも関わらずなぜこのテーマを選んだのか、自分でもよくわかりません。

猛暑のなかで思考回路もオーバーヒートしてきている証拠なのでしょうか。

もう少しクールダウンをして次回のブログのテーマを考えたいと思います。